【徹底解説】インヴァスト証券ってどんなFX会社?トライオートFXとは?

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自動売買が個人トレーダーの間で普及する中、「どんな会社がその仕組みを支えているのか」を把握することは重要です。

 

本記事では、インヴァスト証券株式会社(以下、インヴァスト証券)という企業を丁寧に紐解き、同社が提供する自動売買サービス「トライオート」が支持される背景を整理していきます。

インヴァスト証券ってどんな企業?

インヴァスト証券は、1960年設立の丸起証券株式会社に始まった証券会社です。

FX・CFD・ETFなど、デリバティブ取引を中心に据えた事業モデルを展開しており、特にトライオートを主力とした自動売買の分野で明確なポジションを築いています。

会社概要と設立からの沿革

1960年8月10日に証券会社「丸起証券株式会社」に始まり、その後オンライン取引事業の拡大とともに現在の商号に変更されました。

 

本社は東京都港区台場二丁目3番1号に所在し、資本金は30億円。金融商品取引業者登録は関東財務局長(金商)第26号です。

 

自動売買領域に関する主要な沿革は以下のとおりです。

 

1960年丸起証券株式会社として設立
2007年商号を「インヴァスト証券株式会社」とし、オンライン取引事業を開始
2014年自動売買FXサービス「トライオートFX」開始
2016年ETF証拠金取引サービス「トライオートETF」開始
2022年トレーディングAIによるFX取引サービス「マイメイト」開始
2024年CFD証拠金取引サービス「トライオートCFD」開始

 

2014年に始まったトライオートFXは既に10年以上の運用実績があり、これに続くETF・CFDといったサービスを見ても、同社が長期的に「自動売買サービスの進化」に注力している企業であることが読み取れます。

ミッション・社風と理念

インヴァスト証券が掲げるミッションは「デリバティブとテクノロジーで、資産運用の未来をつくる」ことです。

 

このミッションを果たすために、車内では以下の5つのバリュー(価値観)が定められています。

 

  • 情熱(Passion)
  • 責任(Responsibility)
  • 顧客第一(Customer First)
  • 高い品質(Quality)
  • 挑戦(Challenge)

 

このような理念体系から、「仕組みの可視化」「ユーザーの理解」「継続可能な運用環境」という特徴がサービスに反映されており、特に自動売買を始めようとする投資家にとって、安心感を与える要素となっています。

インヴァスト証券の自動売買プラットフォーム「トライオート」

インヴァスト証券が自動売買分野で広く支持されている理由の一つが、同社の基幹サービス「トライオート」の存在です。

 

トライオートの概要

トライオートは、以下の3つの投資方法を内包する、総合型の自動売買プラットフォームです。FXに始まり、ETF、CFDと対応する金融商品の幅を広げてきました。

 

自身のスタイルに合わせて自動売買を「選ぶ」ことも「作る」こともできる点が、トライオートの大きな特徴です。

 

MT4やMT5のEAのようにプログラムを外部から購入する必要はなく、証券会社が提供する公式サービスとしてロジックとインターフェースが統合されているため、初心者でも分かりやすく自動売買をスタートできる環境が整えられています。

 

トライオートFX

自動売買を「選ぶ」「作る」機能

トライオートのコンセプトは、「仕組みを理解しやすく自動化する」ことです。大まかに分けて、ユーザーは戦略の入口を以下3種類から選ぶことができます。

選んで運用の「セレクト」

 

あらかじめ設計されたロジックを選び、過去のシミュレーションを参考に戦略を「選ぶ」だけで自動売買の運用を始められます。

ロジックを自分で構築できる「ビルダー」

 

ユーザー自身が金融商品、注文を仕掛ける範囲、注文本数、利確幅などを設定し、独自に組み立てた自動売買を運用できます。

 

チャートからロジックを作れる「チャートメイク」

 

チャートに値動きの予想を描くだけで、トレードルールを作れます。直感的な操作でPCでもスマートフォンでも使える、トライオート独自のルール作成機能です。

仕組みが分かって、選ぶだけで始められる自動売買

トライオートの自動売買は、一般的に「リピート系自動売買」と呼ばれます。

トライオートFXを例に概要を解説していきます。

レンジ相場に向いた自動売買

リピート系自動売買は、指定した範囲に売買注文を敷き詰め、その範囲内で価格が上下に動くたびにコツコツ利益を積み上げていくタイプの自動売買です。

 

一定の範囲内で上下を繰り返す「レンジ相場」との相性が良く、FXであれば長期的にレンジ相場を形成している通貨ペアを選ぶのが、効率的な運用のポイントです。

選ぶだけで運用できる「セレクト」

 

地政学的な観点から、安定的な長期運用ができる通貨ペアを厳選した「世界通貨セレクト」や、トレンド相場で短期的な高回転運用を狙う「トレンド戦略」、スワップポイントの獲得を視野に入れた「スワップ戦略」など、多種多様な戦略から、自分に合う自動売買を選ぶだけで運用できます。

どこでどんな取引をするのかロジックを確認可能

 

トライオートFXのセレクトでは、実際に自動売買を選んでから運用を開始するまでに、売買ロジックを確認することができます。

 

 

NZドル/カナダドルのロジック設定画面です。こちらの画面では、注文領域をチャートに重ねて確認可能です。

画像の青い領域には売り注文が、ピンクの領域には買い注文が敷き詰められています。

 

 

チャートの下部では、どの価格に注文が入っており、利確幅がどうなっているかも確認可能です。

 

EAの自動売買ではロジックがブラックボックスになっているケースも多く、どのような仕組みで取引が行われているのかユーザーが分かりにくいことがあります。

 

しかし、トライオートFXは上記のように、売買の仕組みを事前に確かめた上で運用をスタートできるため、初心者でも始めやすい自動売買になっています。

シミュレーションから自動売買のポテンシャルを測る

トライオートFXの自動売買は、ロジックの仕組みだけでなく、どれほどの結果を期待できるかシミュレーションを確認することができます。

 

※あくまでもシミュレーションであり、将来の利益を保証するものではありません。

最大過去3年のシミュレーション機能でパフォーマンスを確認可能

 

こちらは、世界通貨セレクトのNZドル/カナダドルのシミュレーション(最長過去3年分)です。

緑の山が実現損益、赤い谷が評価損益(多くの場合ドローダウン)、白の線は実現損益+評価損益で表される総合損益です。

 

運用を始めてすぐの頃は総合損益がマイナスになることもありますが、長く運用していると着実に利益が積み上がっていくケースが多いのがご覧いただけるかと思います。

短期の利益を求めるのではなく、長期的な目線で考えることが大切です。

運用プランを立てるために、この数字だけは要チェック!

シミュレーションの見た目が右肩上がりになっていると、それだけでつい安心してすぐに運用開始したくなるかもしれませんが、リピート系自動売買は「事前の準備」が特に大切です。

 

 

こちらのシミュレーション画面で、特に注意しておきたい点を解説します。

 

 

まず、推奨証拠金です。実質的にこちらは自動売買を運用する最低資金といってよく、運用するにあたってはこれ以上の証拠金があると運用が安定しやすくなります。

最長過去3年分のシミュレーションに基づいて設定されているため、日によって微妙に数値が変わります。

 

 

続いて、グラフ上にカーソルを合わせることで確認できる「最大評価損(最大ドローダウン)」にも注目です。

運用が長期化するとこの数値は大きくなる可能性が高くなります。

 

推奨証拠金はこの評価損を吸収できるように設定されていますが、これよりも多くの証拠金を入れておくのが、運用を守るためには必須となります。

インヴァスト証券の強みと注意点

インヴァスト証券の自動売買には、「初心者でも始めやすい環境」と「リピート系自動売買ならではの注意点」の両面があります。

ここでは、利用者が押さえておきたい長所とリスクを整理します。

自動売買の始めやすさ

最大の強みは、自動売買の導入ハードルが低いことです。「セレクト」では、あらかじめ用意された戦略を選ぶだけで運用を開始できます。

 

利確幅、レンジ幅、注文数といったロジックの骨組みが最初から設計されているため、「設定に自信がない」「自動売買は難しそう」という人でも、中身を確認した上で始められるのが魅力です。

 

また、インヴァスト証券の公式ブログや特集記事で戦略の解説を読むことができますので、運用者自身が納得して自動売買を運用することができます。

リピート系自動売買の注意点

EAの自動売買と同じく、リピート系自動売買も「完全放置で利益が出続ける」わけではありません。

 

レンジ相場に相性が良い反面、長期的に相場がレンジを外れてしまうと、評価損が膨らんだり、運用が破綻してしまう可能性があります。

定期的に相場をチェックし、必要に応じて設定を見直すことが重要です。

 

また、リピート系自動売買は、基本的には長期目線で利益を積み重ねる仕組みです。

シミュレーションでも分かる通り、ドローダウンを抱えながらの運用が当たり前なので、「一気に増やす」「数日で結果を求める」スタイルには向いていません。

 

長期的な安定運用を実現させるために、数年単位で値動きの穏やかな通貨ペアを選ぶことや、ドローダウンに耐えられるだけの証拠金を選ぶといった「事前の準備」が大切になります。

 

トライオートFX

執筆者紹介

FX情報誌『外国為替』編集長

鹿内 武蔵

FX情報誌『外国為替』編集長 投資専門ライター&編集者集団、株式会社tcl代表取締役
FX情報誌『外国為替』編集長 投資専門ライター&編集者集団、株式会社tcl代表取締役

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