トライオートFXとは?どういう自動売買なのか、仕組みと設定を徹底解説

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自動売買と一口にいってもその形態はさまざまです。

MT4やMT5上で稼働するEA(Expert Advisor)を用いたものもあれば、FX会社のサービスとして提供される、サーバーで運営されるものもあります。

 

今回はそんな自動売買の中でも、インヴァスト証券のプラットフォーム「トライオートFX」の自動売買に焦点を当てて解説します。

選べる&作れる自動売買プラットフォーム

トライオートFXとは、インヴァスト証券が提供する、選んで稼働するだけの自動売買から、細かくレンジ幅や利確幅を設定する上級者向けの自動売買までをひとつのプラットフォームで両立できるサービスです。

 

あらかじめ作りこまれたロジックを選ぶだけで運用できる「セレクト」。

自分の相場観やリスク許容度に合わせて細部まで調整できる「ビルダー」。

この2つのモードがあることで、自動売買を始めてみたい初心者から、相場に最適な戦略を組みたい上級者まで、幅広い層に対応できる柔軟性を備えています。

「セレクト」で選べる

セレクトは、インヴァスト証券が用意した人気ロジックをそのまま「カートに入れる」感覚で運用できる自動売買です。

 

 

各ロジックでは最大過去3年分のシミュレーションを見ることができ、推奨証拠金や最大ドローダウン、売買の仕組みなどが可視化されているため、初心者でも負担なくロジックの中身を理解した上で運用できます。

 

 

地政学に基づいた通貨ペア「世界通貨セレクト」や、トレンド戦略(2025年9月末新登場)、スワップ戦略など、選べる自動売買の種類は豊富。数クリックで自分に合った戦略を見つけられる点が魅力です。

「ビルダー」で作れる

一方、ビルダーは、注文を仕掛ける範囲、注文間隔、注文本数、利確幅などを自由に設定できる自作ロジックの構築ツールです。

 

 

たとえば、「レンジ中央では注文本数を増やして回転数を上げる」、「通貨ペアの特徴に合わせてレンジ幅を調整する」といった運用も可能になります。

 

裁量トレードでは実質的に難しい「面で取る」トレードを自動売買の仕組みに落とし込むことができるのがビルダーの強みです。

 

トライオートFX

トライオートFXの自動売買の特徴

トライオートFXが採用する自動売買は、一般的には「リピート系自動売買」と呼ばれる仕組みです。小さな利益を少しずつ積み上げていくのが基本戦略です。

レンジ相場が得意なリピート系自動売買

リピート系自動売買は、一定の価格帯に売買注文をあらかじめ敷き詰めておき、その範囲内で価格が上下に動くたびに小さな利益を積み上げていく運用手法です。

ロジックが明確になっている点は、EAと異なる性質の一つです。

 

初心者が裁量トレードでやりがちな「どこが底か」「今は天井なのか」といったピンポイントは不要です。

レンジの中で動いてくれれば、細かな売買が淡々と繰り返され、結果として「面」で利益が重なっていきます。

 

 

上記の画像は「セレクト」で選べるユーロ/英ポンド戦略の月足チャートです。青い領域には売り注文が、ピンクの領域には買い注文が敷き詰められています。

 

リピート系自動売買はレンジ相場が得意。そのため、長期的にレンジ相場を形成している通貨ペア選びが大切になります。

上記のユーロ/英ポンド戦略も含まれる「世界通貨セレクト」は、地政学的にも長期的に値動きが安定している通貨ペアが厳選されています。

トレンド相場を追いかける運用も

一方、為替相場には明確なトレンドが出る相場もあります。

本記事執筆時点(11月21日)ではドル円に強い円安トレンドが出ています。

そうした環境にも対応するため、2025年9月末に、トライオートFXには「トレンド戦略」という自動売買ロジックも実装されました。

 

これは、トレンド方向に合わせて自動でエントリーし、小刻みに利確しながら押し目や戻りを拾いながら利益を積み上げていく「流れに合わせた自動売買」です。

 

 

上記の画像は、「セレクト」で選べる米ドル/円ロングの自動売買戦略の週足チャートです。

ピンクの領域に買い注文が敷き詰められており、上昇トレンド中の細かい押し目を拾って利益確定を重ねていくロジックになっています。

人気自動売買の詳細をチェック

ここからは、トライオートFXの中でも人気の高い自動売買戦略を2つご紹介します。

「世界通貨セレクト」ノルウェー/スウェーデンの例

世界通貨セレクトは、値動きが穏やかで長期にわたってレンジ相場を形成しやすい通貨ペアを厳選したシリーズです。

全7通貨を合わせたポートフォリオ「全世界」もありますが、それぞれの通貨ペア単体での運用も人気です。

 

 

ノルウェー/スウェーデンは、北欧のノルウェークローネとスウェーデンクローナの通貨ペアです。

欧州の共通通貨ユーロではなく独自通貨同士のペアで、グローバル経済の影響を受けにくい構成になっています。

 

 

上記はノルウェー/スウェーデンの約10年分の値動き(月足チャート)です。

地理的に近い国同士は相互に経済依存しており、一方的な値動きになりにくい傾向があります。

通貨の強弱に大きな乖離が起こりにくいため、長期的にレンジを形成しやすいというわけです。

 

 

トライオートFXで確認できる最長過去3年分のシミュレーション結果です。

推奨証拠金30万2,000円で稼働した場合、

 

総合損益:257,982円

実現損益:310,144円

評価損益:-52,162円

 

となり、3年間で25万7,982円(3年収益率68%)の確定益が見込めます。

損益グラフを見ても、実現損益が右肩上がりに積み重なっているのが分かるかと思います。

 

※シミュレーションの数値は将来の利益を保証するものではありません。

 

なお、この期間中の最大ドローダウンは-98,505円となっており、長期的に運用するとこの数値は拡大する可能性が高いです。

そのため、実際に運用する際は証拠金に余裕を持たせることが大切です。

「トレンド戦略」ドル円ロングの例

トレンド戦略は、一方的なトレンドが現れている相場を狙い撃ちにする戦略です。

「米ドル/円ロング」は、上昇トレンドに買い注文を敷き詰め、高回転の売買で短期的な利益を狙います。世界通貨セレクトのような「長期安定型」ではなく「短期集中型」といえます。

 

 

 

上記は米ドル/円の日足チャートです。上昇トレンドの中にある一時的な下げで買い下がり、押し目をつけて上昇していくと利益確定がそれだけ多く出ることになります。

 

 

この戦略の過去3か月分のシミュレーション結果です。

推奨証拠金18万6,000円で稼働した場合、

 

総合損益:102,478円

実現損益:103,310円

評価損益:-832円

 

となり、3か月という短い期間で10万3,310円(3か月収益率56%)の確定益が見込めます。また、トレンドが強くなるにつれて実現損益の上昇にも勢いがついています。

 

※シミュレーションの数値は将来の利益を保証するものではありません。

 

先ほどのノルウェー/スウェーデンと同じく、期間中の最大ドローダウンにも要注目です。

この期間では-32,076円となっており、値動きの激しい通貨ペアであることを考えると、相場逆行時はドローダウンが急拡大する可能性と背中合わせにあります。

 

注意点として、トレンド戦略には相場観や市場分析力が求められることが挙げられます。

相場の方向性を正確に予測することは困難であり、逆行のリスクはつきもの。そのため、事前に損切りラインを設定し、機械的に損切りを実行することが重要です。

運用中に気を付けたいポイント

トライオートFXは「自動」で取引してくれますが、運用における注意点は投資家自身がよく理解しておく必要があります。

含み損と付き合うのが当たり前。証拠金は十分に

リピート系自動売買の特性として、含み損は必ず発生します。

レンジ上下にポジションを持ちながら値動きを拾う仕組みのため、含み損がゼロになることはほとんどなく、シミュレーション以上にドローダウンが拡大する展開もありえます。

 

推奨証拠金は実質的に、運用するための「最低証拠金」とも言い換えられます。

そのため、余裕を持った証拠金で運用することが大切です。自動売買は感情を排してくれる一方で、証拠金不足だけは投資家自身が防ぐ必要があります。

レンジアウトには要注意

リピート系自動売買最大の弱点はレンジアウトです。

設定した価格帯を外れて大きく動いてしまうと、ポジションが未決済のまま含み損がどんどん拡大していきます。

直近では豪ドル/NZドル(AUDNZD)が数年単位で続いていたレンジを外れています。

 

評価損が膨らむと、運用が破綻するリスクに限らず、評価損に資金が拘束されてしまいます。

そうしたケースでは、特定の通貨ペアの自動売買を停止したり、損切りを行う判断も求められます。特にトレンド戦略では、投資家自身の相場観や判断力も大事になってきます。

 

トライオートFXは「選ぶだけ」で運用開始できる分かりやすさが魅力です。

自動で24時間売買を任せることもできますが、一方で自動売買特有のリスクもあります。

自動売買を運用する前は、通貨ペアや戦略を「選ぶ」準備を十分に行いましょう。

 

トライオートFX

執筆者紹介

FX情報誌『外国為替』編集長

鹿内 武蔵

FX情報誌『外国為替』編集長 投資専門ライター&編集者集団、株式会社tcl代表取締役
FX情報誌『外国為替』編集長 投資専門ライター&編集者集団、株式会社tcl代表取締役

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