FXと株式の違いを8項目取り上げて解説
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FXと株式の違いについて8項目をピックアップ
FXは株式と比較されることが多いです。しかし、両者にはさまざまな違いがあります。
FXと株式の主な違いについて、以下の8項目を取り上げました。
| FX | 株式 | ||
|---|---|---|---|
| ①投資対象 | 通貨ペア | 株式 | |
| ②投資対象の数 | 利用するFX会社によるが、20通貨ペア~100通貨ペア | 国内で約4,000銘柄(証券会社によっては米国など海外も可能 | |
| ③取引時間 | 24時間取引可能(土日を除く) | 平日の9時~11時30分と12時30分~15時30分(PTS取引を利用すれば時間外の取引も可能) | |
| ④レバレッジ | 個人は最大25倍 | 現物取引:レバレッジ無し 信用取引:約3.3倍 | |
| ⑤必要資金 | 1,000通貨の場合は数千円~ (1通貨単位で100円前後から取引可能なFX会社も) | 数万円~ (少数ながら数百円や数千円で購入できる銘柄もある。また、単元未満の取引ができるミニ株も存在) | |
| ⑥利益の種類 | 売買差益 スワップポイント | 売買差益 配当金 株主優待 | |
| ⑦相場の変動要因 | 各国の経済要因 | 全体の景気要因個別企業の業績 | |
| ⑧ボラティリティ | 株に比べると小さい | FXに比べ大きい(値幅制限あり) |
それぞれについて詳細を解説します。
①投資対象
FXは通貨の交換を行う取引です。このため、取引対象は通貨単体ではなく通貨ペアです。
米ドル/円、ユーロ/米ドルなど各国の通貨の組み合わせが取引されます。
主要国の通貨ペア以外にも、トルコリラ/円やメキシコペソ/円などの新興国の通貨ペアも取引可能です。
株式は国内の場合、東京証券取引所などに上場している銘柄が取引の対象となります。証券会社によっては、海外の株式も取引可能です。
②投資対象の数
FXで取引できる通貨ペアはFX会社により異なります。
米ドル/円やユーロ/米ドルなど、主要国通貨の通貨ペアはほとんどのFX会社で取引できます。
通貨ペア自体は100種類以上あります。
多くのFX会社で取引可能な通貨ペア数は20種類〜30種類ですが、50種類以上を取引可能なFX会社もあります。
株式の場合、国内は東京証券取引所などに約4,000銘柄が上場しており、それらを取引できます。
また、証券会社によっては海外株式の取引もできるため、国内と国外を会わせると、FXをはるかに超える銘柄の取引が可能です。
③取引時間
FXは平日だと24時間取引可能で、祝日も取引できます。
株式は国内株の場合、平日の9時〜15時30分(11時30分〜12時30分は休場)が取引時間です。祝日は取引できません。
海外株も現地の取引所に応じて、取引時間が決められています。
④レバレッジ
FXは個人取引の場合、最大25倍のレバレッジをかけて取引が可能です。
レバレッジをかけずに取引することもできます。
株式は現物取引ではレバレッジはかけられません。
信用取引だと約3.3倍のレバレッジを掛けられます。
⑤必要資金
多くのFX会社では1,000通貨単位の取引が可能です。
1ドル150円で計算すると1,000×150で15万円の資金が必要ですが、最大25倍のレバレッジをかけられるため、6,000円の資金があれば取引可能です。
FXはレバレッジを活用すれば、数千円から数万円の資金で取引ができます。
また、1通貨単位で取引できるFX会社もあり、1通貨なら100円前後の資金で取引を始められます。
株式の場合、投資に必要な資金は数万円〜数十万円です。
株式は単元株制度(100株などを取引単位とする)があり、現物取引はレバレッジもかけられないため、株価が500円なら5万円の資金が必要です。
ただし、数千円から数万円で投資できる銘柄も少数ながらあります。
また、ミニ株などの制度を利用すれば単元未満の取引もできるため、数千円で取引可能です(指値取引ができないなどの制限あり)。
⑥利益の種類
FXの利益には売買益に加え、スワップポイントがあります。
レバレッジをかけずに買いポジションを持つことで、外貨預金のように日々スワップポイントも得る投資手法もあります。
ただし、マイナススワップだと支払いが発生する点には注意が必要です。
また、政策金利の変更によって、貰えるスワップポイントが減少するリスクもあります。
株式の利益は売買益に加えて、配当金と株主優待があります。
配当金はFXのスワップポイントと同様に、株式を保有するだけで毎年一定額の現金が得られます。
また、株主優待では配当金とは別に、株主に対し自社商品などが提供されます。
QUOカードやカタログギフトなどを配る企業もあります。
ただし、配当金や株主優待は義務ではないため、出していない企業や業績悪化により取りやめる企業もあります。
⑦相場の変動要因
FXは、各国経済の悪化や良化などの変動を要因として値動きを見せることが多いです。
各国で発表される指標発表を契機に、大きな値動きを見せることも少なくありません。
米国で毎月発表される雇用統計、金融政策の発表などは、発表後に為替市場全体が大きく動きやすいイベントとして知られています。
株式もFXと同様に各国の経済要因に影響を受けます。
国内経済が悪化している時は、全体的に国内銘柄の株価は下落基調となります。
また、株式は各銘柄の業績も値動きに大きな影響を与えるため、市場予想を上回る業績を発表した銘柄などは、株価が大きな上昇を見せます。
株式は全体的な経済要因と個別要因の、2つの要因で値が動く金融商品です。
なお、FXも株式も首相や大統領、経済を担当する大臣などの発言によって相場が大きく動くケースがあります。
直近ではトランプ米大統領の発言で株式相場や為替相場が大きく動いた「トランプ相場」のように、政府首脳や中央銀行総裁がどのような発言をするのかにも注意が必要です。

出典:oanda証券 経済指標カレンダー
経済指標の発表はFX会社などの経済指標カレンダーで確認できます。
⑧ボラティリティ
FXは株式に比べるとボラティリティが小さいです。FXでは1円動くと、大きな値動きとされます。
一方で、株式は1日で10円動くことは通常の値動きの範囲内です。1日に100円ほど動く銘柄もあります。

出典:Tradingview
上の画像は三菱商事の日足チャートですが、1日に数十円動いています。
株式とFXの値動きを比較すると、株式の方がボラティリティが大きいです。
FXのメリットとデメリット
FXを行う代表的なメリットとデメリットは以下となります。
メリット
・少額取引ができ、レバレッジを使って資金効率のよい取引が可能
・24時間取引可能
・取引対象の選択に迷わない
デメリット
・レバレッジを掛けるため予想以上の損失計上のリスク
・ゼロサムゲーム
・マイナスのスワップポイントの存在
FXのメリットは、少額資金で24時間取引ができるという部分にあります。
大きな資金を用意せずとも取引が始められます。
また、平日は24時間取引が可能であり、日中は仕事をしている人でも仕事の後に取引可能です。
FXで主に取引されているのは米ドル/円やユーロ/米ドルなどの主要通貨ペアがほとんどであり、取引対象に迷うことも少ないです。
トルコリラ/円などのマイナーな通貨ペアも取引できますが、マイナーな通貨ペアはリスクも高いので、初心者はあえて選ぶ必要はありません。
一方で、FXの最大のデメリットは、レバレッジによる予想以上の損失計上リスクです。
FXは最大25倍までのレバレッジがかけられるため、大幅な損失計上リスクがあります。エントリーした通貨ペアが逆行し、損切りできずにどんどん損失が膨らみ、気付いたときには強制ロスカットになっていたというのがFXで大きな損失に至る典型的なケースです。
また、FXで取引される通貨ペアは、各国の通貨同士の強弱で値動きが生じる相対的な世界です。
株式投資のように、全銘柄が上昇し全員が勝者になることはなく、勝者の裏側に敗者がいるゼロサムゲームです。
全員が勝者になれるタイミングがない点は、FXの難しい部分=デメリットと言えるでしょう。
マイナスのスワップポイントの存在もFXのデメリットです。
株式のメリットデメリット
株式投資の代表的なメリットとデメリットは以下となります。
メリット
・NISA口座により無税で取引可能
・FXより値動きが大きい
・誰でも利益が上げられるタイミングがある
デメリット
・初期費用がかかる
・多数の中から投資銘柄を選ぶ必要
・取引時間が短い
株式の大きなメリットは、NISA口座を利用することにより無税で取引できる点です。
国内では金融商品の取引は利益に対して課税がされますが、NISA口座を利用すれば非課税です。
また、FXに比べて値動きが大きいため、レバレッジをかけずとも投資資金をスピーディーに増やせます。
そして、景気状態が良好な際は全面高などで、特に銘柄選別を行わずとも保有銘柄の株価が上昇することがあります。
株式投資をしているだけで資金増の恩恵が得られる可能性がある点もメリットです。
株式のデメリットは、投資資金が数万円から数十万円ほどのまとまった資金が必要とされる点があります。
また、国内だけでも約4,000の上場株式があるため、投資初心者はどの銘柄に投資すべきか選択に迷いがちです。
そして、株式市場は平日の9時から昼休みを挟んで、15時30分までが取引時間です。日中仕事をしている会社員は機動的な取引ができない点は大きなデメリットです。
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