FX自動売買の利回りはどのくらい?現実的な目安と他商品との比較
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SNSでは「月利10%」「年利100%」といった刺激的な数字を目にすることがありますが、「それって本当?」と疑問に思ったことはありませんか?
投資や資産運用においては、まず「本当にそうなのか?」と疑う姿勢を持つことがとても大切です。
そうすることで、詐欺的な商品やサービスに巻き込まれるリスクを減らすことができます。
一つの情報だけを鵜呑みにするのではなく、さまざまな情報を集めて自分の目で精査し、そのうえで「自分の責任で始める」ことが理想的です。
この記事では、著名なEA開発者やリピート系自動売買の実運用を発信しているインフルエンサーなど、多くの自動売買トレーダーに取材して見えてきた「FXの自動売買の利回り」をご紹介します。
投資信託や株式などの他の金融商品とも比較しながら、FXの自動売買は投資として選ぶ価値があるのかを冷静に考えていきましょう。
FX自動売買の利回りとは?
FX自動売買には大きく2つのタイプ(EA運用、リピート系自動売買)があります。
基本的な手法、戦略、運用方法が異なるため、同じ自動売買といってもEAとリピート系とでは利回りが変わってきます。まずはEAとリピート系自動売買の特徴を把握してから利回りについて見ていきましょう。
EAとリピート系自動売買の特徴
一つはトレードツールのメタトレーダー(MT4・MT5)で稼働できる自動売買プログラムのEA(Expert Advisor)を用いた方法。
テクニカル分析や統計的優位性に基づいてトレードのロジックを作り、ロジックに従って自動的にEAが売買を繰り返していきます。
そのためEAのパフォーマンスはロジック次第といえるでしょう。
言い換えれば、「どんなロジックを選ぶか」で利回りもリスクも大きく変わってきます。
もう一つは、あらかじめ決めたルール通りに一定のレンジ内で売買を自動的に繰り返していくリピート系自動売買。
相場の細かい値動きを狙ってコツコツと利益を積み重ねていくスタイルです。
レンジ相場では効果的なのですが、レンジを抜けてトレンド相場に変わってしまうと含み損が膨らんでいくというリスクがあることはおさえておきましょう。
FX会社が提供しているサービスではマネースクエアのトラリピが有名です。
リピート系自動売買のやり方はグリッドトレードという名前で古くから知られており、このロジックを採用したEAもあるため、EAでもリピート系を再現できます。
それぞれの利回りは?
EAとリピート系自動売買がどのくらいの利回りになるのか、誰もが気になるところかと思いますが、一概にどのくらいと伝えるのが難しいのが現状です。
なぜなら、EAのトレードロジックやリピート注文の設定次第で、利回りは大きく変わるからです。
また、その利回りを算出したトレードの期間や時期によっても大きく変わってきます。
仮に利回り50%といわれるEAがあったとしましょう。
なかなか優秀なEAですが、それは過去のとある期間においてその成績だっただけであり、未来において同じパフォーマンスが出るとは限りません。
次章で利回りの目安を解説していきますが、このことを念頭においた上で判断材料としてください。
FX自動売買(EA・リピート系)利回りの現実的な目安
EAの場合:年利20〜40%
EAはバックテストやフォワードテストで利回りを算出できるので、著名なEA開発者・運用者の方々に取材する際には「そのEAがどのくらいの利回りなのか」をお聞きしています。
数十人からヒアリングした結果からいうと、EAの利回りは年利20〜40%前後が現実的なレンジといえそうです。
面白いのが、EAの開発者が想定している通りのパフォーマンスになるかはわからないところです。
上振れする分には嬉しいですが、下振れする可能性も考慮しておくべきでしょう。
とあるEA開発者さんは利回りよりも、どれだけドローダウンを抑えられるかを重視して開発しているそうです。
投機的な要素の強いFXだとこの利回りを少ないと感じる人のほうが多いかもしれませんが、たとえば500万円の資金を10年間、利回り20%で複利運用すると、10年後にはおよそ6倍(約3000万円)になります。詳しくは後述しますが、一般的な投資商品と比べると極めて優秀な結果といえるでしょう。
リピート系(トラリピ・ループイフダンなど)の場合:年利10〜20%
リピート系の自動売買は、長期間の運用を前提にローリスクでコツコツと資産を増やしていくのが基本コンセプト。含み損を抱えるのが前提のスタイルなので短期的な運用ではマイナスの利回りになってしまいますが、長期的な目線で運用していくと10〜20%程度の利回りを期待できます。
筆者が取材をしてきたリピート系自動売買を運用している個人投資家さんのなかには、7年間の運用で年利30%前後を積み重ねてきた人もいますが、これはあくまで「うまくいった好例」と考えておくべきでしょう。
どの運用方法にもいえますが、ここでお伝えした年利は過去の運用、もしくはバックテストの結果になります。
将来的に同じような結果になるかどうかは断言できませんのでご注意ください。
FX会社の公式サイトでは、リピート系自動売買サービスのバックテスト結果を公表しています。
ご自身の資金や運用の目標を考慮しつつ、色々と調べてみるとよいでしょう。
「FX自動売買を提供しているFX会社を比較! おすすめの自動売買ツールはここだ!」はこちら
参考:マネースクエア 公式サイトのシミュレーションでは年率換算(年利)は18〜24%程度と紹介されています。
利回り500%のカラクリ(EAの場合)
EAの利回りは、それぞれのEA次第だと説明しましたが、なかには年利500%、月利300%達成!と高利回りを喧伝しているEAを目にすることがあると思います。
実際にEAを作成してみればすぐにわかることなのですが、EAの成績(バックテストの結果)はある程度作り変えられます。
高い利回りを追求して、トレードロジックを過去の相場で利益を出せるように調整しすぎると、未来の相場ではまったく通用しないことがよくあります。
これを過剰最適化、オーバーフィッティングというのですが、年利500%のEAはそうなっている可能性が高いです。
EAを入手する際は、利回りだけでなくプロフィットファクターやドローダウンといったEAのパフォーマンスの判断に役立つさまざまなデータも確認するようにして、総合的な視点でEAの良し悪しを判断できるようになりましょう。
その他の金融商品との利回り比較
FXの自動売買のリアルな利回りが見えてきたところで、次は他の金融商品(投資信託・株式・債券)と比較してみましょう。
基本的に高い年利を求めるほど投資で損失を出すリスクも高まります。リターンだけではなくリスクにも着目して比べてみましょう。
| 投資対象 | 平均年利 | リスク | 特徴 |
|---|---|---|---|
| EA | 20〜40% | 中〜高 | 成績はロジック依存。損失リスクも大きい |
| リピート系自動売買 | 10〜20% | 中 | 安定運用型。長期で複利効果を狙う設計 |
| 投資信託 | 3〜7% | 低〜中 | 分散投資で安定。積立に向く |
| 国内株式 | 5〜10% | 中〜高 | 個別銘柄選択の難易度が高い |
| 債券・定期預金 | 0.1〜3% | 低 | 元本重視。リターンは限定的 |
FX自動売買の利回りを他の資産運用のそれと並べてみると、位置づけがはっきりします。
こうして見てみると、FX自動売買は「中〜高リスク・中〜高リターン」のカテゴリーに位置づけられます。リターンも大きいですが、リスクもそれなりにあるということを覚えておきましょう。
安定した利回りを得るための3つのポイント
長期間に渡って安定した利益を出し続けるには、基本的な部分をおさえつつ継続的な学びが必要です。
ここでは初心者が絶対に覚えておいてほしいポイントを3つ解説します。EA目線で語っていますが、リピート系自動売買にも共通することなので、どちらをやるにせよ肝に銘じておいてください。
1. バックテストとフォワードテストの両方を確認
バックテストは「過去相場での再現性」を測るもの。
一方で、フォワードテストは「現在から未来の市場適応力」を示します。
EAを評価する際は、この2つがどれだけ一致しているかを確認しましょう。
バックテストは好成績なのにフォワードテストが芳しくない…そのような自動売買のロジックでは安定した利回りは望めません。
2. オーバーフィッティング(過剰最適化)を避ける
過去の相場に合わせすぎたロジックは、将来の相場で機能しにくい傾向があります。
短期間で異常に高い利回りを示すEAはまるで「聖杯」のように思えますが、実は最も危ういEAかもしれません。
テスト期間を長く取り、異なる相場環境でも安定しているロジックを選ぶことが重要です。
3. 資金管理と分散運用を前提にする
FXの自動売買は文字通りこちらが操作をしなくても自動的に取引を繰り返してくれるので、資金管理(損失リスクの取り方)についておろそかになりがちです。
EAでもリピート系でも、予想される含み損や損失があっても耐えられるだけの資金管理をしましょう。
また、自動売買の運用に慣れてきたらポートフォリオの構築を検討してみるタイミングかもしれません。
長期的な資産運用においては、1つの金融商品に資産のすべてを投資するのはリスクが高くなるので推奨されません。
できるだけ元本割れのリスクを抑えつつ、高いリターンを期待するためには、多数の金融商品、銘柄へ投資すること(分散投資)が有効だといわれており、その構成をポートフォリオといいます。
FXの自動売買を検討しているなら、1つのトレード方法(商品)や1つの通貨ペア(銘柄)だけですべての資金を注ぎ込んで運用をするのではなく、相関性の低い複数の通貨ペアでの運用を採用し資金を分散してみるのも一つの手です。
最近ではインヴァスト証券のトライオートFXから「世界通貨セレクト」という、ポートフォリオ的な運用を簡単に始められるサービスが出ています。
こうしたサービスもうまく活用しながら、FX自動売買を「資産全体の一部」として組み込んでいくイメージを持てると理想的です。
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