FXの自動売買を行う上で最適なロットを計算する方法
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FXの自動売買を行う上で最適なロットを計算する方法
FXをする上で欠かせない仕組みの1つがロットです。
このロットというのがFXにおいて肝となる概念になります。
お金をいくら使ってトレードを行う事が出来るのか?
自身の資金量に応じた取引を心掛けなければなりません。
なぜならFXというのは長期的な投資と違い、
超短期取引、短期取引といったスピード感のある投機に伴い資金を大きく投じリスクを負う事で大きなリターンを得る事が効率的で、そこを見誤ると大きな損失を被る可能性があるからです。
このロットを活かす事で資金管理を行い、リスクをコントロールしていく事が最も重要になります。
FX(外国為替取引)において「ロット」とは通貨ペアの取引単位を表します。
一般的に、1ロットは100,000通貨の取引量を指します。ただし、この基準は標準的なロットサイズであり、
マイクロロット(1,000通貨)やミニロット(10,000通貨)など、さまざまなロットサイズが存在します。
ロットサイズはトレーダーの取引戦略やリスク許容度に応じて選択されます。
相場を動かす事は出来ません。
我々がコントロール出来るのはロット、延いては資金管理という事です。
たとえば2%ルールに基づいたロット数を求める計算式は、
総資金量×2%÷損切りまでの値幅
となります。
資金総額10万円、損切りまでの値幅を1円とした場合は、
10万円×2%÷1円=2,000通貨となり、1ロット=1,000通貨の場合は2ロットとなります。
1回のトレードでどれだけ損失を許容出来るか、どこまでリスクを負えるかを考え損失を限定的に抑える事が資産構築に結びつきます。
特にEAによってはエントリーしては決済、そして即時エントリーしてロットをコントロールしてまた決済。
という具合にロット配分を上手く行い両建てする事で利益を出し続けるEAというのも存在します。


※いかなる相場だろうとロットをコントロールするだけで利益を上げ続けるEAというのも存在する。(著者369制作のナンピンマーチン&ヘッジ型のリスクコントロールEA)
このようにロットを制する者は相場を制するといっても過言ではありません。
レバレッジを上手く生かし、ロットを采配しリスクを管理していく。
これこそFXの強みですから、これを活かさない手はありません。
ロットとレバレッジを混同してしまっている方もいるのですが、
2つは意味合いが異なります。
レバレッジ(Leverage)とは「てこの原理」という意味であり、
借り入れを利用することで自己資金のリターン(収益)を高める効果が期待できることを指します。
例えば委託保証金率30%の信用取引では、売買代金の30%の委託保証金を差し入れることで取引が可能となります。
具体的な計算方法等、ロットに関しては詳しく記載している記事がございますので、こちらをご参照ください。
「FXのロットとは?計算方法を解説」はこちら
PIPSの計算について
ロットについての解説をさせて頂きましたが、FXで利益を生み出していくにあたって大切になるのがPIPSです。
利益に焦点を当てた際に必ずといってよいほど話に出てくるのがPIPSです。
pipsとは、為替レートの動く時の最小単位の事を指しpercentage in pointの略です。
為替相場の変動幅を表す単位であり、
pip(ピップ)の複数形で、ピップスと読みます。
例えば100万円の利益を生み出したといっても、どのくらいのロット数で取引した結果なのかが分かり辛く不透明です。
小さいロットで長期的に保有して得たのか、はたまた大きくロットを張って短期的にボラの大きい局面で利益を生み出したのか…
〇〇円と言えど、それを獲得するまでの過程が分からないのでトレードではこのPIPSが大事になります。
少しPIPSについて解説しますがpipsは、買値と売値の差であるスプレッドを表す時に用いられます。
獲得できる利益や損失の変動幅に応じて決まる重要な表示です。
円換算したpips数 × 通貨数 = 利益
円換算したマイナスpips数 × 通貨数 = 損失
上記の計算式が用いられ、通貨ごとに計算が異なります。
PIPS以外にもPointという金融商品や市場における価格の変動を表す単位もあります。
これらの具体的な計算方法、違いなどについてはより詳しく解説している記事がございますので、是非そちらもご覧頂きしっかりと理解した上で取引に臨んでいきましょう。
「FXのPips、Pointとは?計算方法を解説」はこちら
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